中古車買取業者に中古車を売却する際、買取店と中古車のオーナーの間で様々な攻防が繰り広げられます。
- 買取店は、いかに安く買い取るか
- オーナーは、いかに高く売るか
あの手この手で価格交渉していくわけですが、気を付けたいのが買取店の営業担当が展開する“営業トーク”。
これに乗せられずに交渉できれば、高額売却を狙えるかもしれません。
今回は、中古車を売る際に注意すべき営業トークについてご紹介します。
即決させるための営業トーク
ポイント
- 「今すぐ売るならこの価格ですよ」
- 「ちょうど購入希望者がいる車種なので今のタイミングだとこの価格です」
- 「今日限定価格です」
このような営業トークは、業者を問わず“言われた”というユーザーの声をよく聞きます。
しかし、即決を迫るような営業トークは信じてはいけません。
営業担当の魂胆はこうです。
他社と比較されると査定額をアップする羽目になったり他社に持って行かれたりしてしまう。
その場で決めてもらってすぐ契約してしまおう!
なるべく高く売却したい場合は即決させようとする営業トークを交わし、複数の業者にちゃんと査定をしてもらいましょう。
「他社にも査定をお願いしているので今この場では決められません」
と、正直に言うのがいいでしょう。
あまりにもしつこく即決を迫ってきた場合は、あまり良い営業担当とは言えないので、「売りません」と言って即刻お帰りいただいたほうがいいでしょう。
頑張って査定額あげましたアピール
ポイント
- 「上司に相談してみます」
- 「かなりギリギリまで頑張ってこの価格です」
査定中、実際に「相談する」と言ってオーナーの前で電話をする営業担当は少なくありません。
それで価格がアップすると、ラッキー!と思いませんか。
また、『なんとかこの査定額でいけますよ』といった空気を出されると、『それ以上は無理なんだ』と思い込んでしまいますよね。
しかし、目の前で電話をするのも、ぎりぎり感を出す言葉も、すべて演出です。
営業担当には、査定で既に買取額の限界がある程度わかっています。
そのなかでいかに安く買い取るかが営業担当の腕の見せ所なので、さまざまな演出や営業トークでまだまだ限界に及ばない買取額を限界と思わせようとします。
なので、安易に営業担当の“限界”を信じずに交渉していくと、高額売却ができるかもしれません。
わが社が一番高額です宣言
ポイント
- 「他社ではこの価格は出ませんよ」
- 「どこの業者もこれ以上は無理ですよ」
他の会社と自分の会社を比べて、自分の会社が優れているようなことを言う営業担当は注意が必要です。
オーナーの焦燥感を煽ったり、合い見積もりさせても時間の無駄と考えさせたりするために言っている可能性が高いです。
他社の査定額は他社にしかわからないので、惑わされずにしっかり複数社に査定をしてもらいましょう。
また、査定額以外の点で他社の悪口を言う営業担当も信用性に欠けます。
なんとかして自分の会社と契約させようという焦りが見られるので、契約後に査定額が下がったり何かしらトラブルになったりすることも考えられます。
中古車を高額売却するには
中古車をなるべく高く売りたいなら、複数社に査定をしてもらい、査定額アップの交渉をしていきましょう。
冒頭でも書きましたが、買取店はなるべく安く中古車を手に入れようとします。
そのため、最初に提示された査定額が限界値であることはまずないでしょう。
他社の査定額と比較しながら交渉し、いかに限界まで価格をアップしてもらえるかが勝負です。
まとめ
中古車買取業者の営業トークに注意して交渉を進めれば、高額で売却できる可能性が高くなります。
営業担当はあの手この手で安く中古車を買い取ろうとするので、営業トークを鵜呑みにして契約してしまうと損をすることになるでしょう。
どういったものが営業トークかを知っておけば、惑わされず有利に交渉を進めることができます。
焦らず、高額売却を目指して価格交渉していきましょう。